2010年12月
日本の山の34年



《丹沢・大倉尾根 1976年8月14日》


《丹沢・大倉尾根 2009年5月31日》

丹沢・大倉尾根の花立下は過剰利用(?)で裸地化し、雨や霜融けの時はぬるぬる、つるつるの滑り台のように なっていた(上のモノクロ写真)。滑ってドロドロになって山を下りていたので、交通機関から車内が汚れるので、何とかしてくれと苦情が出たほどである。
今では丸木階段が設置され植樹も行われているので、滑ることはなくなっている。が、人工的に作ったものは、手を入れ続けないと、放置された植林地のように 自然災害の発生源になってしまう。大倉尾根の丸木階段も、安定した自然の状態に戻るまでは、手入れを続けなければならないと思う。
この大倉尾根のような変化が各地の山で起きているので、山の現状レポートのような本を作ってみました。みんなの力で山の豊かな自然が維持されるように・・・
 

1976年のモノクロ写真から2010年のデジタル写真まで、34年間の山歩きで撮影した写真の中から選んだ写真を纏めた フォト・ルポルタージュ『日本の山の34年』(随想舎)を2010年11月5日に上梓できました。東京近郊の山で気になった、ブナの立ち枯れ、一斉造林地、採石場などの 開発地と自然を守るために活動している人たちを取り上げて、緑豊かな山がよみがえることを期待した本です。
2011年はこの本の宣伝を続けて、できるだけ多くの人に山の現状を知ってもらたいと考えています。 よろしくお願いいたします。
    
【掲載写真】
鍋割山稜から蛭ヶ岳を望む
1977年10月16日



閉鎖された植林内部
―奥多摩・高水山
2009年3月5日



植林の立ち枯れ
―奥多摩・鳥切場
2009年10月27日



奥武蔵・武甲山の採石場
―日向山東面から
2008年2月7日



奥武蔵・吾野採石場
2009年3月16日



丹沢・西山西面の採石場
2006年11月12日



丹沢・西山を守る会
月例踏査登山で道標を設置
2010年4月11日




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